FXで負けないためには6【移動平均線2】
どうも、頭皮マッサージを欠かさず頑張る哀れな私のブログを見て頂きありがとうございます。
さて、前回説明していた移動平均線についてですが、諸事情により2回に分けさせて頂きました。↓前回記事↓
では、前回の続きから。
2.移動平均線(MA)の複数使用によるゴールデンクロス(GX)、デッドクロス(DX)
簡単に言うと、短期間MAと長期間MAの2本MAを表示させて、線がクロスした部分を根拠にエントリーしていきますよっていうトレード手法になります。
これは、20MA(青)と40MA(赤)を表示させたものになります。
ゴールデンクロス・・・青い線(短期MA)が赤い線(長期MA)を下から抜いてクロスした部分。
デッドクロス・・・赤い線(長期MA)を上から青い線(短期MA)が抜いてクロスした部分。
ゴールデンクロスした際には、上昇トレンドが出来てデッドクロスした後は下降トレンドが形成されています。
めちゃんこ簡単!!!
・・・じゃないんです。これもまた、MAの設定期間、見る時間足によって、どうとでも都合よく見えるようになってしまう。実際にやってみればわかります。
そして、この手法の最大の難関・・・ヒャッハークロス!!
*ネーミングセンス・・・泣
何が難関かってそりゃご存じの通りレンジモードの時は、このクロスが役に立ちませんw
*もちろんMA設定期間を合わせれば小さな値幅の動きに追随するのは作れますが、それは過去チャートに合わせた、ただのお絵かきなので、実践ではやめておきましょう。
そして、このクロスの役割は、トレンド転換及びレンジを抜けたかどうかを判断する材料の一つとして使われることが多いですが、このヒャッハークロスモードから抜けて、ちゃんとしたGX,DXなのかどうかの判断が、これだけだと見切れないというところにあります。
2本のMAから言えることは、トレンドがどちらに向いているのかという指標でしかないということです。
前回も出てきましたが、基本の奥義なくしてこのクロス手法は使えません
基本の奥義がないクロス手法だけを見てトレードをすると、これまた損切貧乏になり、髪の毛が抜けていきます。
とは言え、このクロス手法は非常に優秀で、目線(環境認識)がしっかりしている場合に使うと効果抜群です。先ほどのチャートに下図のような情報が加わったとします。
するとどうでしょう、MAのクロスだけ見るより、根拠としてサポートラインが入ったことで、自信をもってトレード出来そうじゃないですか?
先ほどのチャートは20MA40MAの二つで見ていましたが、下チャートではどうでしょうか
分かりにくいかもしれませんが、5MAと20MAに変更してみました。さっきのに比べるとラインとドンピシャでクロスしているし、これはまさか・・・
聖杯か!!!
ヒャッハー!!とうとうFXの聖杯を見つけたぜ!!これで俺は負けることはない!!
と思いたくなる気持ちよくわかります。
MAって設定期間次第で、過去の出来上がっているチャートに対して反応している期間を当てはめるのは誰でも簡単に出来ます。
でも、実際に皆さんが相手にするのは、右側が空白の未来のチャートなんです。
一番大事なのは、MAの設定値を細かく過去のチャートに合わせこんでいく作業ではなく、あ・く・ま・で・も、未来のチャートを想像していく作業なんです。
これだけは、誤解しないように。たまに、この聖杯探しにやっきになる人が居ますが、
相場って生き物なんで、
恋人を扱うように常日頃考えてあげないと、マンネリ化した愛し方だけでは、そっぽ向かれるツンデレ仕様
だということだけは、心にとめておいてください。
なので、ゴールデンクロスの位置だとか、そんなことが重要なのではく、強いサポートライン付近でクロスしそうになっているorクロスした。ということを認識するというのが大事なのです。
何度も同じことを言ってしまいますが、【環境認識】が出来ていれば、手法がなんであろうと、上で示した例のように確度の高い(勝率の高い)トレードが出来るようになります。
ただ、私もそうだったんですけど、これが、実際のトレードにおいては、右側が空白の状態なので、わけのわからないこと考えたりして、結局後から見ると、わかったのに!!!ってなるんですよね。よくツイッターなどで見かけるタラればトレードですね。チャートが出来てから、こうなるってわかってたのにー!!ってはい。私もたまにやります。
でも、たらればに全く意味はありません。
そうならないための、方法については、また別の機会に書こうと思います。
*いや待って、方法分かってるならお前さんもタラればトレードやめろよw
熱くなりやすい性分なのでしょうがないんです。
次回は、そうだなぁ・・・ちょうどクロスとか底天井の話が出たので、その辺について少し書いてみようかなと思います。
では、良いFXライフを。